せんべろ居酒屋探訪 〜北浦和一人焼肉 番外編〜

僕が北浦和に引っ越してきて早3ヶ月経つが、引っ越してきた当初からずっと疑問に思っていたことがある。

 

それは

 

「何故北浦和には焼肉屋がないのか?」

 

ということ。

 

まあ、一応あるにはあるのだが圧倒的に店舗数が少ない。特に駅前はチェーン店がひしめいているのにも関わらず、焼肉チェーン(牛角的なやつ)は鳴りを潜めている。

しかし、そんな疑問は南浦和に住んでいた会社の同僚の「北浦和に激安の焼肉屋があるらしい」という情報提供により解決することとなる。

 

会社の同僚の情報提供に基づく食べログでの調査の結果、今回のお店「焼肉山河 北浦和店」の全貌が見えてきた。

どうやら肉問屋直営の焼肉屋らしいのだが、レビューを見ると「北浦和の焼肉といえばココ!」と言った賛辞のレビューで溢れている。店の場所も、北浦和駅から徒歩2分と好立地。これは行くしかないと一人で焼肉キメてきたので、せんべろ居酒屋と全く関係ないですがブログで報告します。

 

1度目の訪問は11月初旬、仕事帰りの21時過ぎに腹も減っていたのでフラッと噂の焼肉屋に立ち寄ってみた。しかし、外から店内を見ると明らかに順番を待っている人がいる。嫌な予感がしつつも店員に聞いてみると「現在8組待ち」とのこと。

「平日21時過ぎに8組待ち!?」と正気を疑ったが、それだけ人気ということ。この日は期待値をMAXまで上げて家に帰った。

 

そして来たる11月15日、山ちゃん30歳のハッピーバースデーにその時はやってきた。

有給を取っていた僕は、17時半に北浦和で暇になったので焼肉山河に行ってみるとたまたま1席空いてるとのこと。

これはチャンスと席に着く。ここから宴の始まりである。

 

まず手始めに上塩タン(680円)と生ビール(480円)を注文。そして出てきたタンがこちらである。

 

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激安焼肉の牛タンと言えば、ビックリマンシールと見間違うくらい薄っぺらい牛タンを提供する極悪店もあるが、ここの牛タンはその類ではない。しっかり食べ応えのある厚みに量も明らかに普通の焼肉屋の1.5人前くらいある。

普通にこれだけで腹いっぱいになりかねない代物だが、せっかく来てこれだけで帰るわけにはいかない。

 

間髪入れずに山河カルビと山河ハラミを注文。

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これも普通の焼肉屋なら6〜700円しそうだが、山河では1皿480円。もちろん肉厚で味も問屋直営を自称する高クオリティである。他にもホルモン(380円)と中落ちカルビ(380円)を注文。普通のカルビより中落ちカルビの方が肉厚で食べ応えあって美味かった。

 

一通り食べて腹一杯になって会計してみると、トータル3500円程度と激安価格。普通の焼肉屋なら6〜7000円分くらい食っていたと思う。

 

腹一杯になったところで、冒頭の問いに立ち返ってみよう。

 

「何故北浦和には焼肉屋がないのか?」

 

答えは一つ。

 

「焼肉山河が幅を効かせすぎていて、他の店が立ち入る隙がないから」である。

第一回 せんべろ居酒屋はしごツアー in赤羽

来たる3連休に、第一回せんべろ居酒屋はしごツアーということで、赤羽に行ってまいりました。

 

そもそも赤羽に行く前に、平日夕方に新宿で打ち合わせの予定が入っている日があったのでそのまま直帰して肩慣らしに新宿せんべろをキメる予定だったのだが、会社の都合で帰社命令が出て代わりに上司とのサシ飲みが入るというアクシデントが発生。

せんべろへの欲求と会社へのフラストレーションが高まった状態での今回の訪問だったため、結果として居酒屋6軒はしご、延べ9時間飲み続けるという常軌を逸した長丁場になってしまいました。

 

正直、回りすぎて記憶が曖昧な部分もあるので、掻い摘んで今回はしごした6軒を紹介します。

 

①まるます家

 

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赤羽駅東口から徒歩2分、朝9時からうなぎが食べられることで有名な赤羽せんべろの名店。

ここはハウスルールとして「酔っ払いの入店禁止」を掲げているので必然的に1軒目に行かざるを得ない。

僕らが到着した段階で10人ほど人が並んでおり、とりあえず待つことに。

 

結果、1時間弱待たされてようやく席に着くことができた。このお店、酔っ払い厳禁の他にも1人お酒3杯で強制退店という長居できないハウスルールが設定されているにも関わらず回転が悪い。

 

おそらくその元凶がこれである。

 

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まるます家名物ジャンボ酎ハイ、1リットル入って1,100円という爆安価格。これを1人1本まで注文できる。

こんなもの人数分頼んでいたらここだけで飲み会が終わってしまうので、3人でこれとビール中瓶2本をシェアしてアテに鯉あらい他諸々を注文。1時間弱の滞在で店を後にしました。

 

②桜商店

 

次は、お目当てだった「丸健水産」に行列ができていたため、南口方面に向かって事前情報ゼロの桜商店に突撃。

 

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入ってみると基本は立ち飲みスタイルで席に着く場合は別途席料300円が必要らしい。そこそこに席も埋まっていたので立ち飲みスタイルでレッツ飲酒!

 

今日は徹底的に安酒を飲むつもりだったので、あえて角ハイより50円安いトリスハイボールをチョイス(250円)。串揚げがメインということでアテに3本ほど注文。豚串(100円)が食べ応えもありコスパ◎。各々2杯づつ飲んで店を後にしました。

 

③いこい(支店)

 

この「いこい」も赤羽せんべろ居酒屋の老舗で近くに本店と支店があるのだが、今回は本店が休みだったので支店に訪問。

ここまで順調に飲酒を重ねた我々だったが、この店で赤羽の怖さを実感する事になる。

 

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中に入るなり、カウンターからテーブルまで満員の客に圧倒される。恐らく定員の1.2倍くらいの人が店内で飲んでいた。満員(というか完全にキャパオーバー)との事で5分ほど待ち、入口近くのテーブルに通される。

「注文は紙に書いて!」と店員のおばちゃんから雑な指示を受けて、注文を書いて待機。しかし、近くまで来るおばちゃんが悉く我々の注文をスルー、紙を受け取ってくれないではないか。

同行者が紙を渡そうとすると、カウンターの中にいるガラ悪めの店員から「紙取りに行くから黙って待ってて!」と割とガチめに怒られた。

 

「忙しいのはわかるけど、そんなに怒ることあるか?」

 

この時点で心が折れそうな我々だが、飲まずして店を去るわけにはいかない。

なんとか注文を済ませ、酒を受け取り談笑するも束の間、我々の耳にまたもやカウンターの中から怒号が届く。

 

「はい、アジフライー!!アジフライー!!頼んだの誰ー??」

 

「あ、頼んだのウチらか」と急いで取りに行くと、早く取りに来いや!と言わんばかりに無言でアジフライを渡される。この時点で完全に心が折れました。

 

その後も、全然関係ない他人の注文による店員の怒号に怯えながら2杯飲んでさっさと退店。全然落ち着いて飲めなかったが、2杯+アテ5品シェアでお会計一人800円という値段を考えるとしょうがないか。

 

④かぶら屋 赤羽店

 

この辺からかなり記憶が怪しい。

 

丸健水産が長蛇の列で入れず彷徨った末に入ったものの、すぐに追加で2人合流する事になり1杯飲んで速攻退店。

牛スジおでんは美味しかったが、後から調べたらチェーン店みたいです。

 

⑤喜楽坊

 

さっき合流した友人(赤羽在住)のオススメの店。店先には香港料理って書いてあったけど中華料理との違いは最後まで分からなかった。

 

怪しい雑居ビルの中にあって、入ったら我々しか客がいないっていう時点で危険な香りしかしなかったが、最終的にそこそこ客が入っていたし料理も普通に美味かったのでまともな店らしい。

4軒目までで相当飲み食いしていたので殆ど注文しなかったからお会計一人1,500円だったけど、普通に頼んだらもっとかかると思います。

 

⑥中国人がやってる謎の居酒屋

 

もはや店名すら謎。店内めっちゃ狭かった以外に特筆して何かあったわけではないので、また行こうって言われても場所も怪しいレベル。多分行かないけど。

もう注文いいですって言った瞬間に、出て行けとばかりにお会計が始まったのは笑った。

 

そんなこんなで、9時間ぶっ通しで飲んでのトータル金額は

 

①1,250円 + ②1,100円 + ③800円 + ④1,100円 + ⑤1,500円 + ⑥1,400円 =7,150円でした。

この前の高田馬場ガールズバー(煮え湯を飲まされた)に払った金額とほとんど一緒だね。

 

てな訳で赤羽に行ってきたわけだが、もうこれ書くだけで疲れたので、店の情報なんかは勝手に調べてください。

 

次回は上野あたりを攻める予定。時期は全く未定。

なかなか酒場 @葛西

せんべろ居酒屋探訪第1回。まずはホームタウンから攻めようということで、葛西駅から徒歩1分のなかなか酒場に行ってきました。

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店内に入ると、外観同様に綺麗な店内にカウンターと別卓テーブルが5卓。定員は全部で20名程度といったところだろうか。

訪問したのは金曜日の夜だったにも関わらず仕事帰りのサラリーマンが5名ほどいるだけで、もっと混雑しているかと思っていた僕としては若干拍子抜け。

「金曜日はみんな普通に飲みに行くから、せんべろ居酒屋は混まないのかな?」とか思いつつ、とりあえずビール(390円)とモツ煮(290円)を注文。


出てきたビールとモツ煮を平らげてタバコを吸っていると、30〜40代くらいの女性が一人で入店してきた。

そして間髪入れずに「生牡蠣3つとハイボール」を注文。


「な、生牡蠣だと・・・」


完全に見落としていた。

良く良くメニューを見てみると、牡蠣フェアなるものをやっているではないか。

生牡蠣1個190円、これは安い。

しかもレジの横に、これ見よがしに「生牡蠣取扱許可証」が貼ってあるあたり牡蠣メニューへの店側の相当な自信を感じる。

そして今日は金曜日。万が一当たる事があっても仕事には何の支障もない。生牡蠣を食べるにはベストな曜日だ。


しかし何とタイミングの悪いことか、僕はこの5分前にそこそこ大量の追加の料理と酒を頼んでしまっていた為、今回は泣く泣く牡蠣を断念。

頼んでいた串カツ(50円〜)とハムカツ(290円)を肴にハイボール(190円)を2杯飲んで店を後にしました。


ちなみに生牡蠣を頼んでいた女性は、最終的に生牡蠣6個とハイボール1杯で帰って行きました。

一人が故に自由。こういう楽しみ方もできるという事を教えられました。



お会計

・2,600円(酒3杯+お通し+料理5品+串カツ5本)

普通に腹を満たしに行ったら頼み過ぎました。軽く飲む分には2,000円以内には収まりそう。



総評

・基本的に料理は出来立てを提供してくれる。個人的には揚げ出し豆腐(190円)が量も多くオススメ。

ハイボールが190円でコスパも良い。サーバーで注がれるので味もしっかり。

・豚平焼きを頼んでいる人が多かったので、次回牡蠣と一緒にチャレンジしたい。


通おうと思えば毎日でも通える立地なので、そのうち再訪したいと思います。


お店情報


店名:なかなか酒場

住所:江戸川区東葛西6-2-6 第二須三ビル1階

営業時間:16:00〜23:00

定休日:日曜・祝日




第2回はせんべろの魔窟、赤羽はしご酒編を予定。

せんべろ居酒屋の初期衝動

これからせんべろ居酒屋を回るにあたって、個人的な備忘録を作りたかったのでブログを開設しました。

昔はブログとかよくやってたなーとか懐かしい思いに浸りつつ、完全不定期で訪問したせんべろ居酒屋の拙いレビューを書いていこうと思います。


そもそも何で急にせんべろ居酒屋なのか?という話だけれど、きっかけは単純にYouTubeで見た飲み歩き動画に触発されただけです。

ですがその裏には、昨今めっきり休日の友人との交流を失い、映画や競馬、ぼっちでフェス参戦といった一人で完結する趣味に突っ走る独身彼女なしアラサー男性の、せめてもの友人との交流の機会にしていこうという裏テーマもあったりします。


なので、平日は基本一人で動きますが土日はTwitter等で呼びかけることもあるかもしれません。

たまには山田に会ってやってもいいかという人がいらっしゃれば一緒に飲みに行けると嬉しいです。


そもそも一人で飲みに行くことも今までほとんど無かったのでいつまで続くか全く分かりませんが、不定期的にせんべろ居酒屋探訪イベントを企画したいと思ってるのでよろしくお願いします。